主な断熱材と特徴
高断熱住宅は室内を一定の温度に保ちやすく、一年中快適で冷暖房効率も良いため、健康にも家計にもやさしい住宅です。その要となる断熱材は、たくさんの種類があり、それぞれに特徴が異なります。
現在使用されている主な8つの断熱材を見ていきましょう。
・グラスウール:ガラス繊維。価格が安く害虫や火災に強いが、湿気に弱い。もっともポピュラー。
・ロックウール:岩繊維。収音性に優れているが、湿気に弱い。
・硬質ウレタンフォーム:吹付断熱によく用いられる。施工が容易で断熱性能が高い。燃えると有毒ガスが発生。
・フェノールフォーム:断熱性・耐久性が高い。高価。
・押出し法ポリスチレンフォーム:耐久性が高く、湿気に強い。吸水性が少ない。
・押出し法ポリスチレンフォーム:耐久性が高く、湿気に強い。吸水性が少ない。
・ビーズ法ポリスチレンフォーム:湿気に強く施工が容易、かつ安価。熱に弱い。
・セルロースファイバー:調湿性・吸音性が高い。高価で専門施工業者が必要。
・羊毛(ウール):調湿性が高い。高価で施工が難しい。

断熱性の耐用年数と劣化原因
断熱材は素材により耐久性が異なりますが、経年劣化により30~40年ほどで性能低下が見られます。半永久とうたわれる商品でも、一定の条件のもとではいちじるしく性能が下がってしまう場合が。
断熱材劣化の大きな原因として「湿気によるカビ発生」が挙げられます。
断熱材のカビは単に断熱性能を下げるだけでなく、周りの構造材や建材にもカビを充満させ、建物の寿命そのものを縮めことにつながります。さらに室内にもカビをまき散らし、健康面にとっても非常に危険な因子となるでしょう。
断熱材のカビは施工方法の誤りによって生じてしまう場合がほとんどです。
特に最も多く使用されているグラスウールは、湿気に弱いという特徴があるにもかかわらず、対策をされていないケースがまれに見られます。例えば、きちんと防水シートにくるまれていない、大きさ調整のためにカットしてむき出しのまま、無理やり押し込んで蒸れやすくなっている、といった状態です。
断熱材劣化の大きな原因として「湿気によるカビ発生」が挙げられます。
断熱材のカビは単に断熱性能を下げるだけでなく、周りの構造材や建材にもカビを充満させ、建物の寿命そのものを縮めことにつながります。さらに室内にもカビをまき散らし、健康面にとっても非常に危険な因子となるでしょう。
断熱材のカビは施工方法の誤りによって生じてしまう場合がほとんどです。
特に最も多く使用されているグラスウールは、湿気に弱いという特徴があるにもかかわらず、対策をされていないケースがまれに見られます。例えば、きちんと防水シートにくるまれていない、大きさ調整のためにカットしてむき出しのまま、無理やり押し込んで蒸れやすくなっている、といった状態です。

経年劣化に強い、おすすめの断熱材
カビの発生以外にも、高温多湿といった地域の環境などによって劣化が進む断熱材ですが、比較的劣化しにくい性質のものがあります。
無機繊維系の素材は、熱や害虫にも強く半永久的に性質が変わらないため、経年劣化を考慮する点では非常におすすめです。無機繊維系の断熱材には、ガラス繊維が原料のグラスウール、玄武岩などの石が原料のロックウールなどが挙げられます。これらは安価である点も魅力的です。しかし、施工品質によって耐用年数を下げてしまうのは前項の通り、注意が必要な材料です。
湿気に強く耐久性が高い断熱材としては、フェノールフォームや押出し法ポリスチレンフォームが挙げられます。こちらは板状のものをカット・加工して施工します。建物の重みや荷重による圧力に対しても変形しにくく、長期間にわたって断熱性能を維持できます。特に床下や屋根など、負荷が強い部分におすすめの断熱材です。しかし、グラスウールやロックウールに比べると高価なため、箇所によって使い分けるのが良いでしょう。
無機繊維系の素材は、熱や害虫にも強く半永久的に性質が変わらないため、経年劣化を考慮する点では非常におすすめです。無機繊維系の断熱材には、ガラス繊維が原料のグラスウール、玄武岩などの石が原料のロックウールなどが挙げられます。これらは安価である点も魅力的です。しかし、施工品質によって耐用年数を下げてしまうのは前項の通り、注意が必要な材料です。
湿気に強く耐久性が高い断熱材としては、フェノールフォームや押出し法ポリスチレンフォームが挙げられます。こちらは板状のものをカット・加工して施工します。建物の重みや荷重による圧力に対しても変形しにくく、長期間にわたって断熱性能を維持できます。特に床下や屋根など、負荷が強い部分におすすめの断熱材です。しかし、グラスウールやロックウールに比べると高価なため、箇所によって使い分けるのが良いでしょう。

高断熱住宅は断熱材と住宅会社にこだわろう
第一優先は「施工品質」
今回は「耐久性」という面にスポットを当てた断熱材ですが、エコにこだわるならリサイクル繊維のセルロースファイバー、気密性を重視するなら硬質ウレタンフォームなど、選び方の基準は多種多様です。
しかし、どんな断熱材も一番大切なのは施工品質。正しい施工がされなければ、どんなに良質な材料もムダになってしまいます。とはいえ、専門家でなければ断熱材の施工品質を認識するのは難しいことです。不安がある場合には以下の点を確認しましょう。
しかし、どんな断熱材も一番大切なのは施工品質。正しい施工がされなければ、どんなに良質な材料もムダになってしまいます。とはいえ、専門家でなければ断熱材の施工品質を認識するのは難しいことです。不安がある場合には以下の点を確認しましょう。
・担当者が断熱材の種類・特徴を理解しているか
・標準仕様以外に選択肢を設けてくれているか
・オーナーに対し、施工時の注意点を簡単に説明できるか
・現場への細かい施工説明書(または直接指示)があるか
大切なのは、住宅会社として知識・理解があるだけでなく、現場へ適切に伝わり正しく施工ができているかどうか、ということです。
また、住宅の性能はここ数十年で大きく進化してきており、施工方法もどんどん複雑になってきています。「うちの職人は経験豊富なベテランばかりなので安心ですよ!」と言うだけの施工会社は要注意。日々学びとアップデートを欠かさず、実績を上げている会社こそ信頼できる相棒となります。
現場見学と気密検査を行おう
工事中の現場見学は、単に進行具合を見るというだけでなく、いずれ隠れてしまう部分を直に確認できるという点でとても大切です。担当者に話を聞きながら、断熱材の施工具合を含めたさまざまな箇所を見ていくことで、本当に安心できる暮らしにつながります。
また、きちんと断熱工事ができたのかどうかを数値として知りたい、という場合は気密検査を行うのがおすすめです。
気密検査は、家全体のスキマがどの程度あるのかを図る検査で、断熱性を知りうるものではありません。しかし、気密性能向上のためには適切な断熱材の施工が不可欠です。気密検査を標準実施している会社であれば、細かな確認をしなくてもある程度信頼ができるといえるでしょう。
また、きちんと断熱工事ができたのかどうかを数値として知りたい、という場合は気密検査を行うのがおすすめです。
気密検査は、家全体のスキマがどの程度あるのかを図る検査で、断熱性を知りうるものではありません。しかし、気密性能向上のためには適切な断熱材の施工が不可欠です。気密検査を標準実施している会社であれば、細かな確認をしなくてもある程度信頼ができるといえるでしょう。
まとめ
一番劣化に強い断熱材はグラスウール、ロックウールなどの無機繊維系、バランスが良く耐久性が高い断熱材は硬質ウレタンフォームという内容をお伝えしました。
しかし、どんな断熱材も少しずつ劣化し、施工品質によってはいちじるしく劣化が進むことについてもお分かりいただけたでしょうか。長期的に安心・快適にマイホームを実現するためには、今回ご紹介した内容に注意しながら計画を進めてくださいね。
R+house八王子は、高性能住宅の実績を数多く持ち、プロの目線で最適な材料選びをいたします。数十年先も快適な住まいを手に入れたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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しかし、どんな断熱材も少しずつ劣化し、施工品質によってはいちじるしく劣化が進むことについてもお分かりいただけたでしょうか。長期的に安心・快適にマイホームを実現するためには、今回ご紹介した内容に注意しながら計画を進めてくださいね。
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