高性能な家づくりには高い施工技術が必要
高性能を実現するには、高い性能を持つ断熱材を使用すればいいというものではありません。しっかりとした施工能力がないと、その実力を十分に発揮することはできません。高い施工技術を持った職人達が工法や仕組みを十分理解したうえで実現できるものなのです。弊社では、品質のバラつきがないよう、大工歴40年以上の現役の大工社長の元選び抜かれた職人集団で一棟一棟丁寧にお家づくりをしています。
高断熱〜R+house八王子はUA値0.46〜
住宅の断熱性能は「UA値」という指標で表されます。この数値が小さければ小さいほど、断熱効果の高い家づくりが実現できます。現在、東京の断熱の基準はUA値0.87という数値ですが、R+house八王子は未来基準の0.46という数値、高断熱な家であることがわかります。
HEAT20 G2グレードが標準仕様
R+house八王子では国の基準や長期優良住宅の基準をはるかに上回る全国トップクラスの断熱性能HEAT20 G2グレードを標準仕様としています。断熱性能がよいと、暖冷房費を抑えられ、また一年中快適に過ごすことができます。
>>長期優良住宅でお得な家づくりができる?メリットデメリットをご紹介!
R+house八王子の断熱材
断熱性に優れたネオマフォーム
R+house八王子では、屋根、外壁ともに旭化成のネオマフォームを採用しています。ネオマフォームはネオマフォームの特徴は断熱性能がとても高い点にあります。空気の性能を超える熱伝導率0.020W/(m・K)を実現しています。
とても薄い見た目からは想像もつかないような断熱性を発揮してくれます。この素晴らしい断熱性能を支えているのは、100ミクロン以下の気泡構造です。また、この気泡小さいだけでなく、94〜95パーセントが独立気泡と呼ばれる密閉した構造となっています。さらに、この記法膜はガスを通しにくいという特性があるので、長期にわたって性能を維持できます。
断熱性・防湿性・施工性に優れたR+パネルを使用
R+houseには共通して「R+パネル」と呼ばれる壁パネルが使われます。このパネルは、断熱性能の高いネオマフォームと耐震性を高める外面材「スターウッドMDF」を組合わせてパネル状にしたものです。壁倍率2.5倍という強度を持ち、2×4工法と同等の高強度を発揮。さまざまな試験によって耐震性・耐風性がチェックされ、高い安全性が実証されています。R+パネルは正確な寸法が特徴で柱や梁間に隙間なく納まるため、施工のスピードアップが可能となり、コストダウンにもつながっています。
高気密〜R+house八王子の実績はC値0.3〜
住宅の気密性能は「C値」という指標で表されます。C値は床面積1㎡あたりの隙間面積(㎠)で示され、数値がゼロに近いほど隙間の小さい「高気密」の家ということです。R+house八王子の平均実績は0.3(㎠/㎡)、日本の目標は5.0(㎠/㎡)と、非常に高気密な住宅を提供します。
C値(気密性能)にこだわる理由
UA値が同じでも、気密性能で室温は大きく変わる
暖かい家というと断熱性を思い浮かべるかもしれませんが、断熱性が高くても気密性が低ければ、十分な性能を発揮しきれません。また、気密性が低いと結露を起こす可能性があります。断熱は室内や屋外からの熱を遮断するものですので、隙間があればそこから熱の移動が起きてしまい、そこが温度差を生じ結露を発生させてしまいます。
そのため断熱性を高めた家は同時に気密性も高めることが重要ということです。特に壁内結露は要注意です。壁や窓の表面に結露が発生するのなら目に入り気がつきやすいのですが、壁の中だと結露していることに気がつくことが難しいです。
そのまま放置し続けてしまうと表面に出てきたころには腐食していたり、カビで黒ずんでしまっていたりするかもしれません。構造体の腐食は建物の耐久性を低下させ老朽化を早めることになりますので、家を長持ちさせるためには気密性を高めておくことも大変重要です。
気密性能で実質UA値はこんなに変わる
UA値は「設計値」、C値が「実測値」という違いがあり、C値を実測できるとその数値から「設計値」であったUA値を実際の施工と照らし合わせ建築中の住宅にどの程度の性能を期待できるかという「実質的なUA値」を確認することができます。住宅性能の評価(BELS等)ではC値は反映されておらず、評価書のUA値が同じ数値であったとしても、住宅ごとにどのくらい断熱性能が発揮されているかは確認することができないのが、現在の日本の評価制度の現状です。
C値が「2.0」変わると実質的なUA値は「0.1」変わってしまいます。UA値が「0.1」変わると室温にも変化が起こり、想定していた断熱性能が実現されなくなってしまいます。
更に、
経年劣化で C値 は大きくなることを考えるてC値0.5 (㎠/㎡) 以下、UA値 0.46 以下を目指しています。
全棟気密測定を実施
R+house八王子では、住宅の構造体と開口部(サッシ・ドア)の工事が完了した段階で、 全棟において気密測定をします。住まいには見えない隙間がさまざまな箇所に存在しています。隙間が多いと、いくら暖房や冷房を行っても漏れてしまう、快適な室内環境を保つことはできません。気密測定をすることで、建物の中にどれだけの隙間があるかを専用の装置を使い計測いたします。数値が小さいほど隙間が少なく、気密性にすぐれていることを示します。検査では、外部による第三者検査を実施し、 性能報告書としてお客様にお渡ししています。高気密・高断熱・計画換気、これらがきちんと計画されてお家を建てることが大切です。
高耐震〜構造計算で地震に強い家づくり〜
R+house八王子は構造専門の建築士による「許容応力度計算」を実施し、建物への荷重、風圧力、地震力など様々な角度から解析を行います。また、R+houseはオリジナルパネル「R+パネル」を採用。このパネルは「面」全体を支えることのできる「パネル工法」なので、かかる力が分散され、横からの衝撃にも耐えることができます。
耐震等級とは
建物の強さ・強度の指針で、品確法(ひんかくほう 住宅の品質確保の促進等に関する法律)によって定められている住宅性能表示です。現在、耐震等級は3つの段階が設けられています。ベースとなるのが耐震等級1です。
耐震等級1
数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度。(建築基準法同等)
耐震等級2
等級1で想定される1.25倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない
耐震等級3
等級1で想定される1.5倍の地震が起きても倒壊・崩壊しない
万全ではなかった耐震性
2016年4月に起きた熊本地震は、震度7の地震が立て続けに発生するという、観測史上初めての災害となりました。現行の建築基準法の規定に沿って建てられた住宅でさえ、倒壊および全壊の被害を受けました。建築基準法の耐震基準が大きく見直された昭和56年以降の住宅は、阪神淡路大震災および東日本大震災でも、ほとんど倒壊被害は見られていません。このことからも、熊本地震による被害の衝撃が窺えると思います。これまでも大きな地震の度に見直されてきた住宅の耐震性について、再び議論が始まっています。
耐震等級3=地震に強い家?
最高等級である耐震等級3の建物なら地震に強くて安心!そう思ってしまうかもしれませんが、結論から言いますと決してそうではありません。地震に強い家 ≠ 耐震等級3 なのです。重要なのは、しっかりと構造計算をしているかどうか です。そして構造計算には種類があり、やり方によって耐震性に差が生まれること知っておくことが大事です。ここが「しっかりとした」構造計算であるかどうかに関わってきます。
わかりにくい構造計算の違い
壁量計算
筋違などの耐力壁を立面図と平面図、屋根の重さを基に配置する方法で、木造2階建てまでで一般的に使われる簡易計算の方法です。耐力壁の配置までは指示が無く、かつ骨組みを考慮しないため信頼性の低い計算となります。
許容応力度計算
筋違などの耐力壁の他に柱の位置や梁の大きさ、荷重のかかり方、建物のゆがみ、バランス、上下階の直下率などを考慮して計算します。その為、立面図と平面図の他に矩計図・構造図(柱・梁の骨組み)・基礎伏せ図・仕様書(屋根材・外壁材等)・地盤調査報告書が必要になり、時間も費用もかかりますが、信頼できる計算となります。「しっかりとした構造計算」をしているかどうかが重要です、と前述しましたが、の「しっかりとした」は、つまり「許容応力度計算」のことです。
耐震等級3≠許容応力度計算
建築確認や品確法の申請上、構造計算の種類は問いません。耐震等級を取得していることと、複雑な許容応力度計算を実施していることは、必ずしもイコールではありません。壁量計算でも耐震等級3は取得できます。耐震等級3という同じ等級の中でも、壁量計算と許容応力度計算による差が生まれるのです。「耐震等級3を標準仕様にしています。」「耐震等級3の家です。」このような売り言葉に惑わされないよう注意が必要です!重要なのは「許容応力度計算」を実施しているかどうかです。地震に強くするために壁の量を増やせばいい、というわけではありません。壁のバランスがとても重要です。一定方向のみの揺れには強く、別方向の揺れには弱いという構造になりかねないからです。木造2階建ての一戸建ては、構造計算をしなくても法律上問題なく建築することができます。つまり、木造2階建ての場合、構造計算の種類はどちら?という話以前に、そもそも構造計算をしているのか、いないのか、この判断・確認をする必要があります。
判断するのは施主となるあなた自身
家づくりにおいて、地震に強い家にするために、どのような方法でどこまで強くするのか、判断できるようにする必要があります。壁の量を増やしたり、地震に対抗する強い壁(耐力壁)をたくさん配置すれば、その分地震に強い家にすることは可能になります。ですが、その分コストがかかったり、広い空間に壁が出現したり、窓が小さくなったり、間取り上の制約や費用面にも影響が及びます。2016年に発生した熊本地震は、震度7の余震、同じく震度7の本震、大地震が2回連続で発生しました。2回目の本震で、多くの建物が倒壊してしまいました。その中には耐震等級3の家も含まれています。また首都圏直下型の地震発生確率は70%とも言われています。これらを踏まえ、これからの家づくりにおいて、何度もお伝えしているように「地震に強くする」ことは絶対条件です。そしてその強さは、大地震が連続して起きたとしても、逃げる時間を確保するだけでなく、その後も安心して暮らすことができる、法律で定められている性能以上の性能・強さなのではないでしょうか。大地震が起きた時、家が丈夫で倒壊しなければ、自宅で待機するという選択をすることができます。自宅がシェルターとなってくれるのです。
ワンチームで行う家づくり
少人数だからこそ実現できる抜群のチームワーク。協力業者も含めたワンチームで、家づくりに取り組みます。お客さまの住まいを確かな精度で完成させるために、私たちの家づくりに共感し、
高度な技術力と高い志を合わせ持つ職人集団を結成し、ワンチームで施工しております。
各分野のプロフェッショナルが結集
大工仕事だけでなく、基礎工事、仮設の足場、左官工事、電気配線、長年一緒に家づくりを行ってきた仲間だからこそ細部まで精度の高い家づくりを実現しています。
>>高性能な建築家と建てる家「R+house」についてはこちら